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第39話 ヨシュアの告白

Auteur: あおはな
last update Date de publication: 2026-05-27 15:00:25

 俺は――祈祷衣の前を、両手で裂く。

 破けた布が風に舞い、俺の上半身が晒される。

 ベールの下で、一生懸命声を張る。

「俺は――ヨシュア・グレイヴだ」

 その名が、広場に投げ込まれた石のように響いた。

 群衆がざわめく。神官たちが顔を見合わせ、また壇上にいる王族たちでさえ、ざっと立ち上がった。

 ざわざわとした中で、俺は声を張り出す感じで続けた。

「【アリス】なんて偽名であり、そして俺は男で女ではない。そして――あの【聖女】リリス=グレイヴの、双子の兄だ!」

 禁術で体を作り替えているので、あえて双子として声をあげると同時に広場が静まり返る。

 鐘の音すら止まったかのように、世界が凍りついた。

「リリスは……確かに神に選ばれた。だが、この国は、それを認めなかった」

 俺の声が震える。けれど、それは恐れではない。怒りでもない。

 それは、祈りのように静かで、だが確かな【叫び】でもあった。

「神殿は

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